転職のメイン活動となる「求人探し」。
ポイントを抑えながら、有効なコンテンツを上手に利用すれば、あなたの希望に叶う求人が見つけやすくなりますよ。
希望の求人を見つけるポイントなど、保育士求人探しに役立つ情報をお届けします。
保育士の転職先探しに行き詰っている人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
わがままに理想の条件を洗い出す
手当たり次第に転職先を探し始めると、多くの選択肢がありすぎるため、求人探しに膨大な時間を費やしてしまうことに。
まずは、自分にとって理想の働き方＝「転職先に求める条件」を明確にしましょう。
じっくりと時間をかけて自分の理想に向き合うことが大切です。
条件をまとめやすくするポイントをいくつか挙げてみました。
転職先に求める条件を全て洗い出す
実現できるできないに関わらず、まずは自分の求める条件を洗い出してみましょう。
条件が多く思いつかないという人は、以下の項目を参考にしてみてください。
②施設条件（規模、種類、男女比、オープニング、保育方針）
③その他（人間関係、キャリアアップ）
ノートなどに箇条書きで、洗い出した条件を全て連ねていきましょう。
書き方のポイントは、できるだけ内容を具体的にすること。
例えば、給与だったら具体的な金額を。キャリアアップの場合は、積みたいキャリアを詳細に書き出しましょう。
大きいものから細かいものまで、理想をしっかりと可視化することで、求人の取捨選択がしやすくなります。
書き出してみるとなかなか条件って思い付かないなぁ・・・
転職支援サイトの検索条件は、とても参考になるわよ！
「何を」解決したいから転職したいのかを考える
あなたが最初に転職したいと思ったきっかけは何ですか？
転職をしたいと決意する人の多くは「何かを解決したい」という目的があります。
例えば、
- もっとプライベートの時間を確保したい
- 家族との時間を増やしたい
- 人間関係のストレスを少なくしたい
など。
理想の条件が全て揃った転職先があればベストですが、残念ながらそれは難しいです。
解決したい「何か」を明確にすることは、転職先に求める条件において、優先順位を付ける目安になります。
もしプライベートの時間を確保したい場合は、「就業時間」・「雇用形態」・「休日」の条件を優先することで、仕事以外の時間が確保しやすくなり、プライベート時間の確保にも繋がるでしょう。
優先順位を見極めることは、自分の希望により近い求人を効率的に探せる手助けになるのです。
目的を達成するためには何が必要かを考えることも大切なのね
転職後の未来像を思い描く
転職活動を進めていくと、いつしか転職すること自体がゴールのようになってしまう人がいます。
目先の希望だけに囚われると、いざ働き始めて「こんなはずではなかった」と後悔することにもなりかねません。
転職は、自分が理想とする働き方の場を探すこと。つまりスタート地点です。
転職した後の働く姿を思い浮かべてみることで、働き続けやすいかどうかのイメージがつきやすくなります。
例えば、保育士として
- キャリアをステップアップし続けたい人→『研修制度の充実』
- 長く働き続けたい人→『育児休暇や介護休暇制度等の充実』
のように、転職後の未来像を想像することで、不足している条件を加えることができます。
【希望のまとめ方例】
保育士求人の探し方
保育士の求人を探すには、いくつかの方法があります。
実際に保育士求人探しで、多く利用されるコンテンツについて見てみましょう。
ハローワーク
厚生労働省からの指示を受け、各都道府県に設置された公的機関として地域の雇用情勢や産業に応じたサービスを展開。
全国にあるハローワークでは、求人検索や就職相談などの就職支援が無料で受けられます。
求職者だけでなく、企業側も無料で求人を掲載できるので、多くの法人が求人公開のために利用しており、幅広い業種の求人が揃っていることが特徴です。
一方で、ハローワークでは昨今、インターネット検索サービスの充実を図りつつありますが、まだまだ在宅で利用できるサービスの充実度が低い側面があります。
【参考サイト】厚生労働省公式サイトより
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/koyou/hellowork.html
求人広告
求人情報誌や新聞、チラシなどのメディアに掲載されている求人広告に直接応募するやり方です。
企業側も広告費を割いて求人を載せているため、端的に施設等の特徴がわかりやすく、またネット環境を使わず求人が探せるというメリットも。
ただ、応募先とのやり取りや調整等を直接自分で行う必要があったり、施設については、別途情報収集やリサーチを行わなければならないという手間が発生します。
友人知人等紹介
何も企業等が提供しているコンテンツばかりが、求人探しの方法ではありません。
友人や知人などの紹介という探し方も。
厚生労働省がまとめた平成27年転職者実態調査で、”どのような方法で転職活動を行ったか”という項目では、縁故（知人友人等）は全体の27%とハローワークに次いで利用者が多かったという結果も出ています。
【参照データ】厚生労働省ー平成27年転職者実態調査の概況
https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/dl/6-18c-h27-gaikyo.pdf
知り合いなどを介することで、公開されていない求人に出会えたり、求人情報以外の話が聞けるなど、お得な情報が多く、安心といった印象から多くの人が利用していると思われます。
しかし、就職とは別の関係性も配慮しなくてはならないところが難しい部分です。
転職エージェント
就職支援を目的として、企業が転職の紹介やサポートのサービス提供を行っているのが転職エージェントです。
総合的な人材サービス以外にも職種に特化しているものも。中でも保育士は、人材不足や求人ニーズの高さから、保育士を専門とした転職支援サービスが増加。
保育業界に精通したキャリアコンサルタントから、プロの視点で転職のアドバイスや求人紹介などのサービスを受けることができます。
地域によってはサービスを受けるのが難しいなどのデメリットもあります。
転職支援は、公共のものから民間運営のものまで様々なサービスがあるのね
無料で受けられるものが多いから、上手に利用すると転職をスムーズに進められるよ
保育求人でチェックしておきたい確認ポイント！
ー福利厚生ー
給与など労働条件に目が行きがちですが、福利厚生の内容をチェックすることで、働きやすい制度が整っているかを判断することが出来ます。
福利厚生の充実は、働きやすさに直結するからです。
ー勤務者数と施設規模ー
施設に従事している人数と施設の規模は、人員配置に余裕があるかを確認する目安になります。
休日の取りやすさや業務量などにも影響する項目なので、ぜひチェックしましょう。
ー経営状況ー
施設を運営している法人の経営状況も事前に調べておくのがおすすめです。
経営の安定性は長期雇用だけでなく、労働環境にも大いに関係します。
ネットや資料等の企業情報をしっかりチェックし、経営状況がどうかをリサーチしておきましょう。
保育士専用サイトを使うべき？ポイントで見極めよう
転職で便利な支援サービスだけど、保育士専用サイトでなくても良さそうよね・・・
保育士専門サイトのポイントを確認し、利用すべきものなのかを見極めましょう。
ポイント①：業界に精通したサービスを受けられる
保育士専用のサイトでは、保育業界に精通したコンサルタントのサポートや保育士業務に役立つ情報の発信など、保育専門だからこそ受けられるサービスが豊富です。
一般的な知識や情報では補填できない保育士視点の情報やアドバイスは、保育士転職をするうえで、まさに痒いところに手が届くサービスと言えますね。
ポイント②：保育施設の雰囲気を事前に知れる
保育士専門のサイトには、保育施設の情報を事前に知れるサービスがあります。
例えば、施設担当者と直接話ができる就職フェアのイベント開催や、面接前の施設見学、他にも施設の動画を掲載しているサイトも。
直接自分の目で施設の雰囲気を感じられるのは、転職先を選ぶ何よりの参考情報となるでしょう。
ポイント③：保育士募集だけの求人案件
保育士専門サイトは、他の求人支援サービスと違い、保育士求人のみを扱っています。
保育士専門だからこその検索条件（保育方針・施設形態・オープニング等）やアピールポイントなど、より細かいニーズで求人探しが行えるのも特徴です。
保育士専用サイトは、保育士転職で知りたいと思う情報が豊富なんだね
(まとめ)ひとりで転職活動しようと考えている方へ
転職に大切なことは、転職へ求めるものをしっかりと考え、求人をリサーチすること。
だからこそ十分な情報収集や自己分析といった多様なアプローチが必要になります。
しかし限られた時間の中で、自分一人で全てをやろうとすると時間が足りないうえ、客観的に情報を評価しようとするのはとても難しい作業です。
多くの情報を比較検討できたり、客観的なアドバイスをプロから受けられるサービスを利用するのも転職活動を乗り越える一つの方法だと私は思います。
転職活動は結果が出るまで、孤独感に苛まれることもあるでしょう。
あなたが心身共に疲弊しないよう、利用できるものは存分に使いましょう！
